アタオカ経営者誕生の理由

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表題の通り、客観的に考えてどう考えてもアタオカだなと思う経営者は多い。

けれども、最近私も経営者側になってよく分かった事がある。

それはアタオカの経営者も昔は多分違っていて、周囲の人間がアタオカじゃない人をアタオカにしているんだなと気づいたのだ。

私も例外ではなく、超大手の優良企業でもない限り、自己都合を優先すべきなんだなと思い知らされた。

立場が人を作るという言葉があるが、本当だなと。

私の経営するような小さな飲食店ですらそうで、周囲の人が皆自己都合で勝手な事ばかり言って、自分に都合が良い状況を作り出そうとするんだよな。

それを見ていると全員が身勝手すぎる汚さを感じるようになり、人間不信というか疑心暗鬼になる。

こうやって多分、誰も信じられなくなった経営者がアタオカになっていくんだと思うんだが・・・・

皆、アタオカな行動をするにも意図や理由があるなと気づき始めたのだ。

例えばなんだけれども、そんな身勝手な人の事を考慮してあげていいよと許してあげても、段々とそれが当たり前となりもっともっと自分に都合よくとしてきたりするんだよな。

それはやりすぎだという分別がつく人間の方が少ないので、結局要望は聞いちゃいけないという事になる。

そんな経験が多いと、最初からロクに話を聞く気がしなくなって、基本何の都合で言っているんだろうなと疑ってかかるようになる。

だからたまに本当に良い提案とかされても、こいつも自分のなんかの都合で言ってんだろうなと思うようになり、どう考えても良い提案すら却下し、アタオカと評されるようになったりする。

そして、自由にさせすぎるとどんどん勝手な事をするのが当たり前になるので、本当はそれで良くても敢えてアタオカな事を言って自由を制限して統制しようとしたりするんだよな。

暴君はその周りが作るんだなと改めて思ったんだけれども、対処法としてはその人の結果を見る事だと思うのだ。

自分にとって望む結果を出す人の言う事は考慮した方がいい。

結果が出ていなければどれだけ正しそうでも却下した方が良いと思うし。

でも、人間不信みたいになると結果を出している人の事すら疑ってしまう。

そして本当は必要な人間が辞めていって駄目になったりするんだよな。

だから、人の自己都合に振り回されないようにしつつ、結果を起点にすべての人に全却下じゃない目を養わないとならないんだろうな。

でも、その人に心があるかどうかって行動見てれば分かるけれどもな。

逆に手綱を緩めていると本性を出す人も多い。

そういう人を遠ざけながら、手綱緩めても変わらない人を重視すべきなんだろうね。

大企業でペットのような人を雇える余裕があるところならいいけれども、そうじゃなければ、結構どうせ責任をとるのは経営者なんだから、他人に巻き込まれて責任取るより、好き勝手やった結果に責任取ったり、自分が正しいと思う事だけやって責任取った方がマシだという気持ちになるのも分かってきた。

相鉄線のさがみ野駅にささやんという鳥チャーシューが上手い塩ラーメンの店があるんだけれども、この店主も超無愛想に接してから後から愛想よくするというギャップスタイルを徹底しているけれども、これもそうするに至った経緯と何かしらの成功体験があると思うし、わざとスタッフに謎の意地悪をするガールズバーのオーナーもそうすることでコントロールをしているのかもしれないしな。

アタオカにはアタオカなりのその立場にならないと見えない理由が存在していて、実はアタオカじゃないという事も十分考えられるなと思わされたのだ、最近だけれども。

他界した親父がよく人は勝手だと言っていたが、同じ立場になるとよく分かる。

同じ結果なら他人の勝手に振り回されるよりも自分の勝手を優先した方が精神衛生上も良いしな。

陰口をたたかれるくらいで丁度いいとは以前に書いてあった本でもあったが、それが分かり始めてしまった・・・

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