Last updated? 2005/06/29
を味わいました。
私は先日破滅したため、金銭を所持していなかった。
そこで・・・・
ただでさえヒリツキジャンキーとして常人に一歩及ばない脳を抱えている私は、自宅にいては暑さでさらにそれを崩壊しかねないと判断し・・・
外出した。
安価で涼を取れるところはどこだろう・・・
と彷徨い歩いた結果・・・・
私はゲームセンターへと吸い込まれていった。
店内で涼みながら徘徊していると・・・・
麻雀ゲームが目に付いた。
私はポケットから100円玉を取り出すと・・・・
その投入口に投入した。
この時は・・・・
まさか、生涯2度目の屈辱に見舞われることになるとは思いもしなかった。
コイン投入をゲーム機が認識し・・・・
スタートボタンを押す。
サイコロは・・・トイ7とジ9を表示した。
コンピューターが親だ。
配牌が4枚ずつ配られる。
12枚目まで配られた時・・・
私は快勝を確信した。
中3枚、白2枚、發2枚・・・・
さすがゲームだ。
大三元がほぼ確実に思える。
そして残りも・・・
1万、2万、3万、8万、9万の12枚。
そして最後の1枚は9万だった。
できすぎだ。
さすがゲーム。
さあ、始めよう!!
その瞬間・・・・
私は信じられないものを目にした。
それは・・・・
コンピューターの手牌が倒されて、天和とかいてあったのだ・・・
私は一牌もツモることなく、何かを選択することの無いまま・・・
席を立たされた。
私がやったことといえば・・・・
コインを入れたことだけだ。
ゲーム画面には・・・
コンテニュー?
とかかれている。
するわけないだろっ!!
ゲームにすら舐められているのであろうか・・・・
これでゲームセンターの麻雀ゲームに天和を喰らったのは生まれて2度目だ。
ふざけないでくれ。
ゲームのコンピューターは天和や地和は禁止だろう。
私は憤り、店を後にした。
なんか・・・
私が悪いことをしたのであろうか・・・?
その時、思い出したのは高校一年生のときだ・・・
麻雀を覚えたての私は、面白くて仕方がなく、当時のお小遣い事情では50円玉握りしめてゲームセンターに通うのが精いっぱいだった・・・
そして、50円1枚しかなかったとしても、下校時にゲームセンターに寄ったりしたものだった・・・
その日、50円しかなかったが、私はゲームセンターに向かい、麻雀ゲームにその1枚きりの50円玉を投入した・・・
麻雀が楽しくて仕方がなく、わくわくしていた・・・・
どんな配牌がくるかな・・・・
期待に満ちたキラキラした目で画面を見つめていた時だった・・・・
流れ作業のように、配牌が配られ・・・・
僅か一度きりのチャンスの麻雀ゲームに取り掛かろうとしたその時・・・・
死刑宣告のような黒い悪意に満ちたオーラを纏った天和という文字を見たのだ・・・・
私は、店員に何もいう事も出来ず、わざわざ寄り道して投入した50円玉で何もできないままとぼとぼと自宅に帰ったのを覚えている・・・・
あの時以来・・・・
歴史は繰り返すという言葉を思い出させられる・・・・