Last updated 2005/03/11
静かに訪れたそれは・・・・・
生まれたばかりの胎児が母の手に渡されるように、静かにそして優しく訪れた。
否定した・・・必死に・・・
まだだ。まだそのときじゃない。
しかし、私の意思を嘲笑うかのようにそれはやってきた。
そう・・・
破滅が。
今日、スロットで有り金+預金を失いました。
私は2005年2月よりNEETです。
確たる収入のアテはありません。
失うわけがいかなかった有り金・・・それが消失・・・
体中の血液が沸騰するようなこの感覚。
思考停止に陥る。
そして、その後にやってくる諦観。
わずかな時間で体験できるこの様々な感情。
私に真剣とは何かを教えてくれる。
ギャンブルは平和な社会における唯一に近い真剣な戦場だ。
負ければ、失うのは当たり前。
言い訳も何も通じない。
ただ、勝つか負けるか。
結果がすべてだ。
勝てば、与えられ、負ければ失う。
そして負けた。
思い起こせば数時間前、たくさんの選択肢があった。
その選択肢をかいくぐれば・・・
私は勝利していただろう。
時刻は午前11時半
起床し、外出準備をする。
先日の黄門ちゃまのスロットが気になり、自宅前の覗くと16回転しか回っていなかった。
自宅前は辛い店である。
当然、前日出ていた台の設定は下がっていると思い、勝負。
下げモ狙いが当り、1Kで確変のレギュラーを引く。
21ゲーム付近で赤字で確変とされているときにビッグを引くが、継続せず。
160まで回して降りることを決める。
等価の店で台移動OKなので、540Gの左隣に移る。
640Gで引けないので、降りて、元の席の右隣550Gに移る。
630Gまで回して出ないので、降りる。
その後1Kでハイエナされる。
衰運を感じた。
しかし、009でビッグ後、70Gで放置されている台を発見。
加速の可能性もあると思い、打つと1G目ボーナス。
バケ。
飲まれて終了。
次回BIG予告が起きたため、加速の否定とどこまでハマルか分らないので、降り。
店を移動し・・・
ビッグシオのミリゴバージョンに着席。
銭形の設定6かもしれない台があったが、より当った時がでかく、その状況では最善と思われるビッグシオに着席。
思えば・・・何故気付かなかったのだろう。
衰運は始まっていて、過去に2度と打たないと決めた裏物。おまけに選択しなかった銭形が設定6でその後爆発して、4箱積んでいたこと。
どう考えても、勝負に勝てる状況じゃない。
ビッグシオの回転数は420Gだった。
この台は999Gが天井。
しかし、裏物は天井に1度でも行ったらお終いだ。
延々とハマリ続けることになる。
500まで回して出なかったらやめようと思った。
そして500まで回した時・・・・
設定5か6の札が刺さった。
その店の札台は信じられる。
だから、5か6は確定だ。
降りられなくなった。
しかし、ここでもう少し考えればよかった。
裏物は5でも6でも簡単に負ける。
そして、降りられないという状況が作り出されたこと自体・・・・
店舗側の術中にハマッてはいないだろうか。
戦でそうせざるを得ないことがあるとき、それは負け戦だ。
しかし、スロッターとして設定5・6の台を捨てることはできなかった。
999Gまでに光れば、連荘を手にし、勝利できる。
しかし、999Gを超えた場合、設定に関係なく底なしのハマリが待っている。
勝負は残り499G。
この間に光れば・・・・勝てる。
いざ・・・勝負!!
30分後・・・・
ハア、ハア、ハア・・・
息遣いが荒くなる。
財布から1K取り出すたびに胸が締め付けられる。
もし・・・天井に行ったら・・・・失ったものは戻ってこない。
もし、無一文になったら・・・・
種銭も生活費もなくなる・・・
1打、1打が自分の運命を左右する。
回転数は945回転だった。
この裏物の子役カットは極悪なので、1Kの平均回転数は20いくかいかないか。
すでに始めから30K突っ込んでいる。
残り、54回転。
その間に、光れば連荘が約束される。
何度も辛酸を舐めたその台の特徴は把握していた。
ただし・・・54回転を超えて、光った場合98%単発で天井付近までハマル。
以前に設定5が確定していた時、2時間で5000枚でた。
その後、1回天井に行った後、7連続天井。
モーニング1Kで得た5000枚は閉店の頃には-170K
未だに生涯最大の負け記録は破られていない。
祈りを込めながら、1回、1回レバーを叩く。
そして、ハイビスカスは光った。
1000G目に・・・・
絶望が訪れた・・・・
既に有り金は全投資・・・来月の維持費として入れておいたお金を銀行から引き出してすでに投入している。
連荘の可能性は0ではない。
2%程度ある。
その2%を信じて5G回すも光らない。
勝敗が決まった。
戦場で負けが確定しているのに、足掻いたってより酷い目に合うだけだ。
素直に残りの出玉を流した。
34Gだった設定5・6の台にハイエナたちが群がった。
ああ、好きにするがいい。
もし、光るのならば、今後スロットなど打ったことがありませんという顔をして生きていくと誓うよ。
破滅したが・・・まだ・・・まだ、最低限の種銭はある。
次の勝負、これを投入する日が、私の運命を握っている。
さあ、スリルを求めよう。
日常生活が色褪せて見えるくらいの。
PSちなみに、閉店間際にまたそのお店によって設定5・6のそのビッグシオ確認しました。その後、天井に2回行って両方とも単発でした。
1回の天井に約50K掛るから・・・
あのあと100K飲み込んでいます。
裏物は本当に怖い・・・・
にしても10K未満で逆転をすることは可能だろうか・・・・
3月11日金曜日22:00現在・・・
帰宅しました。
そして、昨日の破滅によってさらにヒリツク負けられない勝負してきました。
結果は・・・・
プラス3K。
土俵際残りましたが、なおピンチ。
明日は何で一発逆転しようか・・・・
言うまでも無いことだとは思いますが・・・・
ギャンブルをしないとう選択肢はございません。
破滅か生存か・・・
真剣なサバイバルゲームです。