営業スタイルの違いにようやく気付いた

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さて、私は営業を長くやっているので、他の営業マンでも見れば、売れる営業とそうじゃない営業が比較的わかりやすいと思っている。

ただ、売れる営業にしても皆、私とは違うなと以前から思っていたのだが、多分逆に私の営業スタイルが特殊なんだろうなと思ったのだ。

基本的に私は信用重視の営業スタイルなので、最近だと自分がやったエピソードの話で興味をもってもらい、その後に商品説明等はあくまでもお客さん都合ベースの話しかしない。

それで信用してもらうようになっての受注というケースが多いのだが、新規とかの営業が得意な人って相手の本音とかを引き出すのが上手いのだ。

まあ、失礼なんじゃないかと思うような込み入った内容を平気で聞けちゃうみたいな。

私はそれをした事がなかったので分からなかったんだが、本音を引き出せる営業は多少強引でも自己都合でも売れてしまうのだ。

そのスタイルの違いにずっと気づかなかった。

で、これって飲み屋の娘を口説くときにも使えて、逆に言えば飲み屋の娘の本音的な物を聞き出せないようではまるで口説けない。

こないだ失敗した代わりに物凄く学びになった事があった。

個人的には若い娘だから未経験のようないいところつれていってと思ったが、あまりにいいとこをに連れて行くと小娘の方が緊張して会話にならないんだよな。

とても本音を引き出せるような状況にならない。

そして、また間違えたのがそこで緊張をほぐそうとしてその娘のバイト先に行ってしまった事だ。

知っている人が多数いたら、とても本音なんかしゃべれないよね。

このダブルで上手くいかなかったんだけれども、そうかと。

敷居が高すぎる店は上手くいった後に行けばいいのであって、最初は緊張しないような店にしなきゃ駄目なんだなと。

そして相手も自分も知っている人がるような店に行っても駄目。

ガードが上がってしまう。

上手くいったパターンと失敗したパターンを考えると、上手くいくときは私も相手も知らない関係ない店に行くパターンで、かつ恋愛的な本音を引き出せたとき。

大体以前から私自身が勘違いしていたのもあるのだが、ルールが変わってしまっているのに昔のルールで勝負する人が多すぎて玉砕しているなと思うのだ。

私自身もそうだったのだけれども。

昔は好意を伝えて成立していたが、それは学生までのルールで、早期に結婚して、遊びもせずに離婚した人が再婚しようと思ってもかなりハードルが高い。

理由は美人が美人じゃなくなってしまった時にルールが変わるのと一緒で、過去の成功体験がある成功時とはルールが変わってしまっているからだ。

大人は女の子に好意なんか伝えたら雑魚だと思われて、価値のない男と認識されまるで相手にされなくなる。

だから好意を持ってしまった女の子には何があってもそれを伝えるとまず上手くいかない。

そして話すべきことも昔の学生時代なんかは女の子も経験が浅いので自分の話をしてもキャー素敵になった可能性もあるかもしれないが、今では自分の過去の栄光や自分がどれだけ価値があるかなんて話したらクソ雑魚扱いされて二度と会ってくれない。

まず、女の子とご飯に行ったらしなきゃいけない会話は、自分がいかに価値がある的な話ではなくて、相手がどうかの話なんだけれども、それも相手の恋愛がどうだったかの話を引き出して、相手の脳内を恋愛モードに切り替えなきゃならないんだよな。

だから、話としては本音を引き出す系の営業が上手くいくのが頷けて、相手の前の彼氏がどうだったかとか、どういう彼氏と付き合っていたかとか、今の状態はどうなのかとか女の子の脳内を疑似恋愛モードにさせて、話を引き出していく事が必要なんだけれども、私より弱い相手がいる飲み屋に行くと、皆クソどうでもいい自分の話をしている。

それじゃアフターに連れ出せないよなと改めて学ばされるしな。

恋愛は誤解で成り立っていると言われているがまさにそうだなと思えて、疑似的な恋愛の誤解をさせるトークをするのがいいんだなと再認識したのだ。

ただいきなり最近彼氏とはどうなの?とか聞いても警戒心マックスになるので、話の流れでナチュラルに彼氏の話を引っ張り出さなければならないとは思うんだけれども。

これ20代で知っていればもっと楽しかっただろうな、人生。

まあだから仕事の営業スタイルは私は今のスタイルでいいんだけれども、相手の本音を引き出す系の営業を女の子にはしなきゃならないんだよなとちょっと学ばされたことがあった。

終電で帰ったあの子娘に感謝だな。

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