表題は江戸時代の故事だが、意味としては
道理にかなわない不正が平気で通用するようになれば、道理にかなった正しいことが行われなくなるという意味。
また、いくら道理(正しい筋道)を主張しても聞き入れられない場合は、引っ込んでいるほうが身の安全だということ。
「無理」とは、道理に反し、正しい筋道が通っていないこと。
上記になる。
いよいよもって会社が存亡の危機にある。
といって自爆に等しいんだけれども、危機になりようのないシステムなのに危機に陥るのだよな。
また退職ラッシュが始まったしな。
人事部というか総務部がここ二か月で役員を含めて4名退社した。
もう残りの総務部が1名しかいないんだが・・・
自己資本率の低下も著しく、会社が倒産する場に立ち会う可能性が高くなってきた。
まあ、最終的には身売りになると思うのだけれども。
いずれにしてもなかなか体験できない経験なのでその場に立ち会ってみたいという気はするのだけれども。
ただ社員60人くらいしかいないのに、月額でランニングで3000万円以上入ってくるのに何故に倒産の危機になるのか。
普通に他にいくらって売り上げがあるにもかかわらず。
結論から言ってしまえば、無駄遣いが酷いんだよな。
金借りて誰がどう見ても回収できない投資をしてしまい、完成せず、結果的に危機に陥り、そのツケを社員に支払わせるという結構な悪循環。
生き残る事に本気なんだろうけど、でもそもそもそんな危機的状況にならずに済むはずなのに、何故それをしてしまうのかが理解に苦しむんだよな。
労働基準法ガン無視の恐ろしいプレゼンをこないだしていた。
ロクな話じゃないと思ったので私は参加しなかったのだが、見てしまった社員たちのモチベーションの下がり方が尋常ではない。
まるで映画リングのビデオを見てしまったかのような士気の下がり方。
有給の8時間分を残業時間から差し引くって、多分違法だよな。
それ有給じゃないじゃんと思うし。
ついてこれない奴は全員辞めろとか言っていたらしい。
でもってこれしたら減給とか減給の話ばかりをしていたらしい。
これさ、同意のない減給とか違法だよね、完全に。
というかその証拠の動画が残っている。
いやさ、思い付きで無駄なランニングコストを支払いすぎなんだよな。
そうなる前にランニングコストを削ってランニングのインカムを増やすだけでいいはずなのに、結局ギャンブラーなんだろうな。
乾坤一擲の勝負に勝ち続けたいと願う。
それは必ず負ける方法なので駄目なんだけれども、オールイン勝負がしたくて仕方がないのだろう。
気持ちは分からんでもないが、家族をもつ社員を巻き込んじゃならんよな。
ただこれだけあからさまにでたらめをしても会社は20年とか持つのだ。
だから経営って結構誰でもできるんじゃないかという気がしている。
というより、こんなに無茶苦茶やっても会社ってなかなか潰れないのねと思うと店の経営も自信になっていく。
間違いだなと思うありとあらゆることを今の会社がやってくれるので、その間違いの否定をするだけで上手くいくんじゃないかという気がしてくるのだ。
私の父と同じように、見栄なのか分からないけれども。派手に実のない事に金を使いすぎなんだよな。
もっと安価に良い結果を出す方法なんていくらでもあると思うんだが。
そして、問題なのが人間を大事にしないし、価値のある人も価値のない人と同じように扱っている。
これが1番の危機の正体だと思うのだ。
人がすべてなのに、その人間を大事にしていない。
0から教育して使い物になるようにするのにどのくらいの見えないコストがかかっているか分かっていないのだろうか。
さらに言えば、目に見えない価値を信じれていないのだよな。
数字は確かに嘘をつかないが、その数字を支えるのは目に見えない要素。
それを否定したら、土台が崩れれば建物も崩れる。
にしてもな、ラッキーだから生き残れているんだろうし、5年前はラッキーでIT補助金で一挙に伸びたのに、そこで蛇に足を描いてすべてを台無しにしてしまっている。
ただ学びは多々ある。
そして歯科業界がそれだけ良い業界という事も理解させられる。
だからこそより自分で何かのビジネスをやるべきだという事に確信をもてていく。
何かやるなら歯科業界と思っているので、最後まで業界に携わっていようとは思うが、ちょっと時間が足りなくなってきたかもしれない。
急がなきゃだな