分をわきまえるか

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分をわきまえることとはその分野を決めると言う事からきているらしい。

自分の能力、才能、そしてその人の出自に対して、出過ぎた真似をしてはならないという言葉だ。

まあ、これができる人って少ない気がしているんだよな。

LINEとかで私を知っている人向けの記事では記載したが・・・

先日、また人間の欲が人間関係を壊していた。

正直、どちらが正しいかは一方の話しか聞いていないので分からないんだけれども・・・・

やはり国家事業ってのは儲かるもので、訪問マッサージをしている人が訪問歯科を始めたらしいのだ。

で結構軌道に乗ってきたと思うんだけれども、その時の取り分か何かで揉めたらしく、大学時代から30年親友だった人に医療訴訟起こされたらしいのだよな。

しかもインプラントを原価でやっているにもかかわらずだ。

歯科医師もおかしな人は多いのでなんか非常識な事をやった可能性もあるなとは思うんだけれども。行動だけ見ていると流石にビジネスのトラブルを診療トラブルにもっていくのは行動が物語るよなと。

けれども、これは利益が出た時の分配とかに問題があるんだろうな。

分を超えて要求したり、最初の決め事の範囲をちゃんと守るというか、そういう人が驚くほど少ない事を物語っている。

というかそんな話ばかり聞くので、ちゃんと約束を守る人の希少性が私が思っているより高いんだろうな。

線引きってのは重要で特に自分のメリットのある事にはよりきっちり線を引いた方がいい。

江戸時代の徳川家の重臣本田正信の言葉を忘れてはならないと思うのだ。

本多正信の領地は相模玉縄に2万2,000石だった。

本多正信は常々、子の本多正純に「我の死後に、汝は必ず増地を賜るだろう。3万石までは本多家に賜る分としてお受けせよ。だがそれ以上は決して受けてはならぬ。もし辞退しなければ、禍が必ず降り懸かるであろう」と説いていた。

また本多正信は徳川秀忠に「もしこれまで正信のご奉公をお忘れでなく、長く子孫が続くことを思し召しされるのなら、嫡男上野介(本多正純)の所領は今のままで、これより多くなさらないように」と嘆願したという。

ところが結果として、本多正純は、父の死後その遺志に叛いて宇都宮15万5,000石の封を得たが、後にでっち上げとされる事件で改易された。

この話も自分のメリットの分をわきまえない事から起きた逸話だと思うのだ。

能力や分を超えた権利主張は身を亡ぼす。

仲間と何かをするなら特にそうだ。

自分はこれだけでいいという線引きだけしていれば、逆の人も見えてくるし、矛先が自分に向くことも無く、ストック型になると思うのだ。

基本金のトラブルはよく聞くけれども、貢献にたいしての権利主張が強すぎるからだなと思うものな。

人生のコツの一つは馬を死ぬ前に売ってしまい、損失を次の人に回すことかもしれないが、もうひとつは過剰に得ようとしないつくばいみたいな吾唯足知かもしれないな。

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