飲食店で食ってる人って本当にすごいね。

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さて、7月1日から自分が経営している飲食店の方で値上げした。

なんだかんだ言ってもちょい赤字状態は続いていて、当初思っていたよりは大分いいものの飲食店で黒字にすることの難しさを改めて感じさせられる。

そういえば0から飲食店出しますで、勝算は未計算の乾坤一擲の真剣勝負をこれからする人いたなと思いだした。

これもLINEで記載しているネタの抜粋なんだけれれども

おふくろの方のお店のお客さんだが、還暦超えて「ハーフ億円」以上かけて自宅を改装するため、銀行に不動産担保にお金借りて改装中の飲食店経営ド素人の方がいた。

願わくはその大勝負にラッキーでもいいから勝つことを願っているが、俺もド素人で2年お店やっているが、俺の場合は原価0スタート。

しかも最も潰れないと言われている最強の絆ビジネスの「スナック」だ。

それでもコロナの世の中で十分に厳しい。

それを年齢的にも、飲食店のド素人で「ハーフ億円」借りて勝負するのは、余計なお世話だけれども結構無謀な勝負だと思うのだけれども、そこから何年返済の想定かは不明だが、そもそも黒字化できるのかすら危ういと思うのだよな。

今は夢で足元が輝きすぎて、一歩先が崖なのか平坦な道なのかも眩しくて見えない状況だろうけれども。

飲食店は参入障壁が低く、そのお店にいる人の属人性によって売り上げの結果は大きく変わるし、見えない膨大なコストを目の当りにしたら、白雪姫も毒リンゴ食べた直後に飛び起きるくらい目が覚めるだろうなと思うのだ。

この方の自宅も駅から決して遠いわけではないが、閑静な住宅街の中で人通りはない。

どうやって集客するつもりなんだろうなと首を傾げてしまう。

先日お店に来たお客さんの話を聞いていると、駅前の小さな店舗がかなり儲かっているらしい。

やはり立地がいいのもそうなんだけれども、ランニングコストなんだよな。

自分で買ってしまっているため、日々のコストはほぼ0

そして昼間は昼カラのような事を行い、夜は飲み屋。

自分の所有物で場所が目立つため、貸し看板でインカムも稼いでいる。

スナックが最強のビジネスなのはママさんの自宅兼店舗の事が多く、ランニングコストが低い割には利益率が高いからだ。

父から引き継いだ私の店舗のように賃貸の店舗ではハナから苦しい勝負。

まあ元々の原価がほとんどかかっていないため、それでもまだマシだが月々のランニングコストの分の負担が大きい。

繁華街なんかで店舗借りて内装してなんてやったらどうやっても利益なんか出せないだろうなと思うものな。

銀座のカフェみたいなもので、ブランド向上のために赤字で経営する広告費とかなら分かるんだけれども。

そう考えると、持ち物件で飲食店をするはアリだが、新しく場所を借りて飲食店をするってのはほぼほぼ負ける勝負だと思うのだ。

それこそ料理人とかにブランドがついているなら話は別だけれども。

5月とか6月は比較的大入りで一見黒字に見えたんだが、後日からくる酒代とかを考えると赤字。

まあそれでも何万もの赤字ではないが、あれだけ忙しくても赤字って事は現状のスタイルではどうやっても黒字にならないと突き付けられた気がしたのだ。

利益率が足らず、微出血を続けている状態。

それなら客数が減ってでも利益率を上げたところ、まあ価格改定してから最初の方は予想通り客数が減った。

けれども安価で大量にお客さんが来ていたときは一人一人の対応に言うほど手が回らなくて、多分楽しませる事が言うほどできなかったと思うのだ。

利益率上げて、少ないお客さんとゆっくり話せるようになってからはそれなりに楽しんでもらえているので、結局値上げはしなきゃならないのも変わらなかったし、ここから再度お客さんを戻せばいいかなという状況。

まあ、コロナの感染拡大で女性客がやはり嫌がるようになっているので、しばらくは苦しいだろうなと思うのだ。

その後、持ち直せるかは分からないけれども、赤字の幅もそれほど大きくないし、まずはやれる事全部やりつくして判断したい。

私の読者の方で0から素人が飲食店作るんですとか思っていたら、やってみた感想上辞めた方がいいと言い切れる。

やるなら自宅兼でそれなりに人通りのあるところで飲食店単体ではなく、利益を出せる要素が他にもあるところじゃないと厳しいだろうね。

一応、戦略的には昼の時間帯も営業できる状況を作ってどうかになるんだけれども。

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