さて、21時30分に米国の非農業部門の失業者数が2050万人となった。
非農業部門雇用者数は前月から2050万人減少し、失業率は前月の3倍余りとなる14.7%に上昇したとのこと。
申請だけでは3300万超えていたが再雇用が1000万人くらいあったいう事だろうか。
そしてダウがこの雇用統計を受けて続伸とのこと・・・
投資家は雇用への打撃を想定していたほか、新型コロナウイルスによる景気低迷ではこれが底になるとの見方が広がったらしいが・・・・
これって事実とは異なるよなと思えるのだ。
底になるという見方が広がっただけでこれが底とは私には思えない。
バフェット氏も株を全く買っていないし・・・・
一般的な思惑はたいてい裏切られると思うのだ、長期的には・・・
今は買い支えなどで大丈夫な空気が出ているが・・・・
4月の米雇用統計で失業率は14.7%に上昇し、大恐慌直後以来の高水準に達したというのは事実だ。
そんな状況下で需要とその資金が尽きているのに株価が騰がるのはどう考えても道理に合わない。
実際の企業の決算などが出るまではなんとなくの雰囲気に流されることになると思うのだ。
ケネディ大統領の父が靴磨きの少年に株の話をされて全部手じまいをし、恐慌を乗り切った話は有名です。
皆がもう底だと思っている時はまだまだ底ではなく、キャプテン渡辺のギャンブル語録にもあるように、底だと思ってからがまだまだ長い。
バフェット氏の言葉を思い出す。
現在アマゾン(AMZN)のCEOを務めるジェフ・ベゾス氏が、バフェット氏との昼食のチャリティーをオークションで落とし、対談する時がありました。
ジェフ・べネス氏は、バフェット氏にこう尋ねました。
「なんでみんなあなたの投資戦略をマネしないんですか?」
それに対し、バフェット氏はこう答えました。
「誰もゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ。」
これなんですよね、皆今がチャンスと躍起に泣て目先の今すぐナウの利益を求めるから辛酸を舐めることになる
今の状態がまさにそのように私は感じるんだよなあ・・・
底を打ったって願望であってまるで事実じゃなく、実際のダメージなどは後からじわじわとくる。
まずは4~6月の四半期の決算数字を見て、どう市場が動くか・・・・
ここまでは織り込み済みかもしれないが6~9月の決算の数字は織り込んでいないと思うのだよな。
車の渋滞実験でもそうだけれども・・・
大渋滞も先頭の方にある車1台の急ブレーキで起こされたりもする。
バフェット氏が資金を出していない以上、ここはその時が来るまでじっと我慢すべきだと思っている。
不景気になると、お金をばら撒こうと末端に回るまでは時間がかかるもの。
結果が出るのはタイムラグがあるし、ゆっくりと焦らず情勢を見極めたい。