さて、また会社がお暴れになり始めた。
入社してからそろそろ3年になるが・・・
3年間同じことの繰り返しで、よくもまあ懲りないなと思わされるのだ。
その場凌ぎの連続性だけでどうにか生きているような感じ・・・
けれども、その場しのぎを永遠に継続すれば楽ではないが結果的に生き残っているよな・・・・
感謝すべきはこれほどまでに計画性がなく、根拠レスで、その場だけ凌げればいいの連続性で経営できて20年もつのだ。
ということはやはり決断と実行だけが結果をもたらせるのかもしれないな・・・
その場を凌ぎ続けるという決意と行動さえあれば経営者になる事は誰でもできると教えてくれている実例でもある。
つまり、私にもできる。
生き残れているのが運にしか見えないのだけれども、その場さえ今すぐなう凌げれば、その連続性が運を支えているのかもしれない。
一瞬ゼノンのパラドックスかと思わされるが・・・・
有名なゼノンのパラドックスの一つである、「アキレスと亀」という話
「アキレス(足がかなり速い人。)は100メートル先にいる亀に絶対に追いつけない」ということを、ゼノンは述べた。
内容は下記の通り
昔、アキレスという名の恐ろしく俊足の人と足の遅い亀がいました。
二人はある対決をすることになりました。
アキレスが100メートル先にいる亀と徒競走をするというものです。
ルールはシンプルであり、アキレスが亀を追い越したら、アキレスの勝ち。
亀がアキレスに追い越されなければ、亀の勝ちです。
時間制限や、距離の制限などはなく、アキレスが亀を追い抜きさえすればアキレスの勝ちというルール
どう考えても、アキレスが亀を追い越すのは時間の問題という話。
ところが、不思議なことにアキレスは亀に追いつけないのです。
なぜか。アキレスが100メートル先の亀のいるところにたどり着くころに、亀はのろのろとではありますが、少しは進んでいるのです。
例えば10メートルとか。今度はアキレスは10メートル先の亀を追いかけることになりますが、10メートル先の亀のいたところに着く頃には、亀はそれより1メートル先にいます。
また、その1メートル先の亀の位置にたどり着いたときには、亀は0.1メートル前に進んでいます。
これの繰り返しで、アキレスは亀のもといた位置まで行くことはできても、のろのろと、でも確実に前に進んでいる亀に追いつくことはできないのです。
この理論によれば、亀のスタート地点がアキレスよりも前であれば、アキレスは亀に勝てないことになります。ここで、アキレスの速度がどんなに早かろうが、問題にはなりません。
これがゼノンのパラドックスで、速度を無視した考え方なのだけれども・・・・
その場凌ぎも同じで・・・・
その場を凌ぎ続ければ、決して破綻はやってこないという話と似ているなと・・・
ただ延命さえすればいいという発想であれば・・・・
ある程度は間違っていないかなと思うのだ。
ピンチがやってきてもその場さえ凌げば、次のピンチまで延命できるのでまた凌げば決して破綻しないという
矛盾のように見えるが現実はそうなっている気しかしない・・・
3年弱で60人くらいしかいない会社の社員部長を含めた3分の2が入れ替わるって異常事態だよね。
優秀な人も理不尽に詰めるからそうなるんだけれども・・・
犯人探しや魔女狩りを辞めればいいのにと思うが・・・・
ガンジーであるべきなんだよな、うちの会社に関しては・・・・
無抵抗、非服従
自分の役割を考え、無駄な事を一切しない。
待遇に見合わない過剰な要求は流し、正当と思える部分だけはきっちり仕事をする。
でもそれができるのもポンコツがポンコツでいてくれているという事実に支えられている。
笑ってしまうのが、今IT補助金の申請が始まっていると思うのだが・・・
5年くらい前は今の業界の今の分野でIT補助金をやっていたのが自社のみだったので・・・・
その優位性で年間で500件とか決まっていたみたいだが・・・・
現在はライバル会社もIT補助金を申請しており、かつ国の予算からも採択率がかなり下がっている・・・・
そして、採択要件のハードルが賃上げの説明条件等これまた上がっている。
そして便宜納品という便利な言葉でかつて不正受給扱いされた経緯があり・・・・
補助金登録が難しいかもしれない状況なんだよな・・・・
でGWがあり、5月20日前後までの申請なんだが・・・・
まだ、登録商品も商品の内容も決まっておらず、経産省の承認も下りていない状況で、かつ自社商品が必要な対象のリストも状況もないまま4月9日の時点で補助金申請案件を一か月以内に300件獲ってこいとのお達しが届いた。
その前に物凄く手間のかかる奴も別の補助金対象なんだが、仮納品で請求書をあげろとのお達しだったが・・・・
実際に納品されているわけではないのに、仮納品で請求書あげて金振り込ませるって結構な難題じゃないか?
やばい会社だと思われると思うのだけれども・・・・
というかこれも不正受給になっちゃうんじゃないのと思えていて、何を言っているのかがよく分からない。
本当にその場さえ凌げればいいの連続性なんだろうなあ・・・・
また社員の退職ラッシュが始まったし・・・
見えない人的コストをどれだけ払っているんだろうね・・・・
クオリティの良い人は放っておいても仕事するんだから、そういうのを重宝して残るようにし、ポンコツ過ぎるやつだけを詰めたり難題ふっかけたりすればいいのに・・・
何故か平等なんだよな、ポンコツ基準に合わせて・・・・・
まあそうしたらまたその場しのぎで人を雇用すればいいんだろうけれども・・・・
でも質は下がっていくが、下がった人的質でもその場凌ぎをし続ければ永遠に破綻はやってこないというゼノン流の発想・・・・
まあでもこれも示唆に富んでいて・・・
それでも会社は潰れない。
その場を本気で凌ぐと決意して凌ぎ続ければ誰でも社長になれて経営ができるという学習
そして人を大事にしなければその負のループから抜けられないという学習でもある。
無茶は言っちゃいけない。
社員やスタッフがその職場を好きになり、勝手に良くしようと努力するようなやり方じゃないと駄目だ。
そのためにはポンコツを避ける事。
それが重要になってくる。
幸い、人を見る目はそれなりにあるので・・・
まずは飲食の経営を軌道に乗せて・・・・
次のステップに進めるようにしたいが・・・
その場しのぎの連続性を私もやらざるを得ないのかもしれないが・・・
その覚悟がないのかもな・・・・
にしてもそろそろまた私が魔女狩りの対象になるのかもしれないね・・・