競馬名実況 フサイチコンコルド(ダービー) コンコルドだ!コンコルドだ!外から音速の末脚が炸裂する!!

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コンコルドだ!コンコルドだ!外から音速の末脚が炸裂する!!

フサイチコンコルド!勝ったのはフサイチコンコルド!

そして2着にダンスインザダーク・・・!

いま、いまひとつの競馬の常識が覆された!フサイチコンコルドなんと、わずか3戦目でダービー制覇!!

いま大きな音を立てて、競馬界を支配していた常識が崩れ落ちます・・・まさに日本のラムタラ・・・!

三宅正治

1996年の日本ダービー

実況者の三宅正治はフジテレビのアナウンサー。現在はアナウンス室専任部長。

フジテレビに入社した理由が「ダービーの実況がしたいから」であり、この名実況を残したフサイチコンコルドのレースが、日本ダービー初実況だった。

素晴らしい。競馬ファンとして嬉しくなる話だ。

1996年の第63回東京優駿。のちの菊花賞馬、1番人気のダンスインザダークを直線で差しきって勝ったのが「和製ラムタラ」こと、フサイチコンコルドだ。

キャリアわずか2戦目でエプソムダービーを勝ったラムタラに由来するこの呼び名は、3戦目でダービーを勝ったことから付けられたものだ。

3戦目でのダービー制覇は53年ぶりで、戦後初の快挙だった。まさに実況のとおりだ・・・・

フサイチコンコルドの戦歴が浅かったのは、輸送のたびに起こる熱発により、思うようなローテーションが組めなかったことが原因・・・・

その後も体質は改善されず、菊花賞を最後に出走は途絶え、1997年秋に引退した。そんな体質の弱さも、この馬とこのダービーのドラマ性を際立たせているのだろう・・・・

余談だが、フサイチコンコルドという馬名の由来はフランスのコンコルド広場のことであり、超音速旅客機のコンコルドのことではない。

つまり”音速の末脚”というフレーズは勘違いから生まれたとも言える。もしくはそれを理解しつつ意図的に使ったのかもしれないが・・・・

仮に誤りだったとしても名実況であることに変わりはない・・・・

丁度私が競馬を始めて2年目の事だったが、何も分かっていない私はフサイチコンコルドに堂々と◎を打った。

それと対抗がフサイチシンイチ・・・・

買い方が下手すぎて大して勝てなかったが・・・

ダンスインザダークが2着にいなければなあと思わされる・・・

そしてフサイチコンコルドと言えば・・・・

人材派遣会社の株式会社メイテックを設立した関口房郎の馬

あのダービー馬のオーナーになるよりも一国の宰相になる方が難しいと言った人物だ。

何度も倒産を経験しており、フサイチペガサスがケンタッキーダービーを勝ってピンチを凌いだこともある。

確かエアグルーブとダンスインザダーク産駒のザサンデーフサイチを4億9千万で落札し、それを差し押さえられたことが原因で馬主も撤退。

2018年5月3日掲載のニュースサイト記事にて、「故・関口房朗氏」と表記されているので生死が分からないが・・・・

存命している場合は84歳なので、なかなかの高齢・・・・

2018年の5月に訃報が流れているが事実は定かではない。