インド旅行二日目

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朝食は通常通りのビュッフェスタイルだった。

個人的にはチョレイというカレーの煮豆が好きで、インドの朝食にはよくついているものらしい。

けれども、この日はなくて、バジという料理が記憶のチョレイと同じ味で気にいった。

これなかなか美味しいじゃないと思いながらも、酒で弱った腸がチョイ辛なのに、腹痛を引き起こす。

まあ、慣れればそうならなくなるんだろうけれども。

昔はこのくらいのスパイスで同どうこうなるなんてなかったんだけれどもな。

スイカのジュースとかあまりおいしくないよね。

でもって、お迎えがくるまでは折角インドにいるのだからと一人で散策することにした。

ホテルの外観を撮影し、散歩をしていると若い子娘になったかのようなレベルで声をかけられる。

善良な娘をバス停で待つおじさまから、トゥクトゥクの乗車営業、物乞いと1時間の間に8回くらいナンパされた。

これは日本じゃありえない経験だよな。

ただ、私の年齢の男性がナンパされるような体験はないため、ナンパされる側の心情を学習できたのは収穫だったけれども。

しかも散歩という言葉すら、まともに調べていないとwalkとしか言えないし、それじゃ引き下がらない。

散歩がしたいんだと、I Want take a walkじゃないと駄目っぽいだよね。

まあ、そんなわけで歩いていると、インドは繁華街でも動物天国。

まず最初にリスにお目にかかった。

当たり前のように生息しているし、日本ではなかなか見かけない。

でもってよく分からない鳥とかもインドでは人口が多すぎて人に慣れており、結構近い距離に寄っても動じない。

これはインドのカラスだと思うんだけれども、首の周りだけ色が違うのね。

別の場所でこのカラスが轢殺された鳥を啄んでいたし。

そして、歴史的な遺産のようなものと近代ビルが混ざって立っている。

ただ、やはり人が多く日本とは違い元気さというか活気を感じるのだよな。

日本によくある正義の暴走とか、自らを卑屈に閉塞的に追い込んでいる気がしてならない。

別に正しさをそこまで厳密に求める必要がどこにあるんだろうかと思ってしまう。

正しかったことによって、誰に何のメリットがあるのか。

その正しさを暴走させている人間の自己満足でしかない。

そもそも、自分が正しいと思っている事が本当に正しいのか?

それすらも考えておらず、盲目的に己の正しさを正しいと思っているのなら、統一教会の事を笑う事ができない。

本質的な考え方はまったく一緒で、何を信じるかだけが違っている。

日本はコロナでマスクだのワクチンだのなんだの大騒ぎしているが、街を歩いていても日本ではあんなにコロナが騒がれているのに、マスクしているの私だけだった。

もうインドではコロナは単なる風邪で、集団免疫を獲得してしまっているんだよな。

でも、こうなるのは必然だよね、伝染病で人間が勝利したのは天然痘だけだし、

後はの伝染病は未だにちゃんと伝染し続けている。

もちろん飲食店や店舗に仕切りなど存在しておらず、昼間からたくさん人がいた。

そして都心のど真ん中なのに猿が野生で暮らしていた。

こちらも人間に慣れすぎていて、近くに行っても全く動じないし襲ってもこない。

犬も人間に慣れきっており、大体死んだように眠っている。

あんな無防備な犬飼い主以外普通見れないんじゃないだろうか。

繁華街なのに、なんだろうスラムっぽいようなごった返した街並みがこれまたなにかエネルギーを感じるのだよな。

散策を終えて、ホテルに戻ってしばらくするとお迎えがやってきた。

でも天候とか関係なしに飛行機が2時間くらい遅れているらしい。

待ち合わせに間があるとのことでショッピングセンターに降ろされた。

ううむ、私1ルピーも持っていないんだけど・・・・

仕方がなく、ショッピングセンターでATMを探すも見つからず。

フロアマップに書いていないんだよな。

日本って至れり尽くせりだなとここでも思わされる。

仕方がなく、exchangeの看板を見つけたので絶対に割高だよなと思いながらも1万円をルピーに換金

現状のレートだと1ルピー1.68円のため、6000ルピー計算になるはずが、謎の掛け率で5200ルピー

そして手数料とか言われてさらに200ルピーもってかれた。

交換手数料1700円って高くない?

手数料率17%ってことですぜ?

あまりの暴利っぷりにもっと両替しないかと言われたが、強く断っておいた。

まあ、無一文でショッピングセンターって目も当てられないからな。

ユニクロがあったので覗いてみると、ショッピングセンターは割高なのか、日本よりもちょっと価格が張る感じ

999ルピーって事は約1700円

日本だったら1000円で買えそうだけれどもな。

でショッピングセンター内をうろうろしているとゲームセンターを見かけた。

見ていると、しょぼいユーフォーキャッチャーはあるものの、ガチャガチャとかメダル落としゲームとかないのね。

メダル落としゲームとかは世界共通でハマる人いてもおかしくはないと思うのだけれどもね。

交渉して置かしてもらいたいなとか思ってしまった。

競馬メダルゲームと一緒に。

日本の中古の古いやつがいいよね。

見ていたらモグラた叩きの代わりにぺろたたきがあるようだ。

光るピエロを殴打するとかなかなかのシュールさ。

そして一番気になったのがこれ

STINKY FEETというゲーム

どういうゲームかは謎だが、ゲーム筐体から察するにお風呂に入っている少年の足が臭すぎて、その匂いを取るゲームなのだろう。

泡だらけの風呂に入ってそれでもまだ本人が鼻をつまむほどって、もはや汚れのレベルの話ではない気がするのだけれども。

足の裏に巨大な魚の目みたいのがあるのでそこに水鉄砲みたいのをちゅーちゅー打つということだと思うのだよな。

余談になるが、水鉄砲と言えば昔関内のセルテの裏でハマッたガールズバーで、夏になると女の子のTシャツの上から水鉄砲を打って水着を透けさせるとかいうイベントのお遊びに俺はかなりご執心になってしまい、何度も水鉄砲の水道水をお代わりして散財したっけなとか急に思い出した。

インドまで来て一体何を思い出しているのだろう。

がこういうくだらない思い出が記憶に残って思い出すって事はくだらない事を物凄く楽しんでいた証拠だと思うのだよな。

マインドとしては個人的には理想的なマインドなので、我ながら楽しく生きているなと自己肯定できる

で看板を見ているとマックとかケンタッキーとかバーガーキングは日本よりもインドの方が安いかもしれない。

ただわざわざインドまで来ているのに知っている安全なお店に行きチャレンジしないのは違うだろうと思い、思いっきり現地のタコスのチェーン店へ。

TACO BELLという店舗なんだけれども、美人の店員さんがヒンドゥ語しかしゃべれず注文がまともにできず。

そうか、海外に来て相手国の言葉を話せないとこんなにも無力なんだな。

自信満々に番号を伝えれば買えるだろうとか思っていたら、聞き返される内容がまるで分からない。

今度は英文で、写真の通りの物をくれとか用意しておいた方がいいんだろうね。

買い物も満足にできない不自由さを楽しみながら、次はどうすればもっと上手くいくかと考えるのも楽しい。

英語が話せる男性店員が出てきてなんとか注文できたけれども、タコス美味しかった。

そして、運転手さんにもなんかしらと買って行こうと思って隣のチャイの店に寄った。

今は欲しい物が買えるのだ。

昨日までの無一文の私ではない。

成金になったかのような心持でチャイを注文していると、横からえらい剣幕で旦那さんを連れてきたマダムが大クレームを店につけてきた。

いやいやいや、姉さん、せめて私の注文が完全に終わってからにしてよ

強く目で訴えかけると、怒りに満ちたマダムは店員を指さしベリーバッド、止めた方がいいみたいなことを私に言ってきた。

いやさ、15時待ち合わせで現在14時50分なのね。

早く買いたいし、もう金払っているし。

マネージャー呼べとか旦那さんと一緒にカンカンになっているけれども、私めにも都合ってものがあるんですよ?

旦那さんもマダムと一緒に大激怒

日本映画だったら、ハニワの顔した巨人が大魔神に間違いなくなっている

↑マネージャーを呼べと怒り狂うマダムと旦那様の図

でも、その直後出てきたチャイでマダムの怒りも最もだろうなと納得した。

というのもアイスチャイを2つ頼んだのに、ホットチャイ2つでしかもテイクアウトと言っているのにカップ一杯に入って蓋のないチャイ。

ドトールとかセブンのホットコーヒーに蓋がついている理由を改めて教えられる結果になった。

紙コップなので両手でつかむと、ちょっと歪んでちょっとした揺れでカップからあふれ出す。

ホットチャイを歩きながらなので、徒歩の振動で零れた沸騰したチャイが私の手に隙ありと言わんばかりに襲い掛かる。

あぢぃ、絶叫しそうなほど熱かった。

火傷しているかもしれないが、高級ショッピングモールでチャイが入ったカップをぶちまけるわけにもいかず、忍の一手。

そうか、持ち歩きに火傷しないようにホットドリンクって紙コップに蓋がついているだね、日本ってやっぱりすげえ。

当たり前すぎて意味すら考えていなかった。

火傷の修行に耐え、なんとか運転手さんいチャイを渡すと

早速野良牛の大群に遭遇

はぐれ牛も見つけたので、こいつは倒したら経験値が高そうだなとか思わされた。

でもすぐ逃げるし、堅いんだろうな。

魔法は効かないだろうし

ちゃんと日本の乳牛のような白黒の牛もいるのね。

そして空港で招待してくれた友人と会い、目的の方と会った後にシーシャバーに行ってきた。

最初に注文するのはもちろんキングフィッシャーというインドのビール。

これ美味しいと思うんだよな。

スーパードライに似た感じかな。

そして本場のシーシャ

日本よりマイルドで吸いやすかった。

なんかチキンバーガーがやたら美味しかったな。

現地料理より、パスタとかハンバーガーとかタコスとか世界的な奴の方が日本人の口に合うかもしれない。

その後シーシャーバーで会った方が飲食店を始めたとのことでついていき、チャイとチーズパスタをご馳走になった。

パスタとチャイ、どちらも物凄く美味くて驚いた。

これなら日本でも人気出るだろうなと。

そんなわけで思った以上に事件があって面白くインド二日目を終えることができた。

今日は何が起きてくれるだろうか。

ちょっと楽しみだ。

さて、インド時間で今7時半なので朝食を摂りにいきますか。

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