さて、相変わらずバタついていて更新が遅れている。
私は仕事柄、電車での移動が多いため、炭水化物をカットしていないときは結構立ち食いそばを利用している。
価格、スピード、価格に対する味付けを考慮してもファーストフードの中でも立ち食いそば屋は結構優秀だと思うのだ。
特にチェーンじゃないホームにあるような立ち食いそば屋は結構美味いと思うんだよな。
駅のホームから漂う蕎麦の出汁の香りを嗅ぐと、ふらふらと暖簾のひらひらに手招きされているようで店舗へと吸い込まれることは多い。
まだ品川駅のホームにはあっただろうか・・・
その立ち食いそば屋で私は大体天婦羅卵そばを頼み、七味をかけていただくのだが・・・・
営業という職務なので、客先にて話すことが多く、蕎麦屋の生ねぎは結構口臭に残るため、私は基本的にネギ抜きを注文することにしている。
ところがだ・・・
このネギ抜きという注文・・・・
ネギ増しではなく、ネギ抜きなのだが・・・
注文が通ってネギが入らない確率が70%くらいしかない。
3回に2回は何度念押ししても、蕎麦屋のおばさまは必ずネギを入れてくる。
注文通りに事が進まない事を理解しているので、私はネギ抜きでねと最低でも2回以上念押しするのだが・・・・
蕎麦屋のおばさま方は私の念押しなど馬耳東風、風の音くらいにしか聞こえていないのか、ネギ抜きでねと目の前で言ってる言葉の直後にネギを蕎麦にぶち込んでくる。
ああっと指摘しても彼女たちのトングは止まらない。
まるで蕎麦にネギを入れる宿命を背負っているかのように、迷いも何もなく、彼女たちが握りしめたトングはいらないと言っている本人の目の前で大量にピックアップされたネギを丼に投入する。
そして、投入してしまった後にそういえばみたいな顔をして投入したネギを再度外につまみ出したりするのだが・・・・
全部出し切ってからネギ抜きなんですけどと言ってようやく再認識してすべてが取り切れるわけもなく、残されたネギを避けながら私はそばの出汁をすすったりするのだが・・・・
何故、彼女らにネギ抜きという注文は通らないのだろうか。
蕎麦屋の経費的な事を考えてもネギ抜きを注文した客にネギを入れない方がすべてが万事丸く収まる。
にもかかわらず、何故ネギ抜きという注文はこれほどまでに通らないのだろうか?
男性の蕎麦屋の店員の場合は何気に100%に近い確率でネギ抜きが通る記憶があるんだが・・・
もう勤続何十年ですというおばさまに限っては、ネギを入れない客など火星人なんじゃないかと思っている節があるくらい、蕎麦とネギがセットでネギという単語を抜きと聞いてもそよ風が吹いたようにしか感じていないのではないだろうか。
これだけサービスが向上していると言われている日本の代表的なファーストフードの立ち食いそば屋・・・
しかし、ここではネギ抜きの注文が通らないのだ。
抜きと言っているのにサービス精神旺盛なおばさまは必要以上に大量にネギを投入したりする。
他のファーストフード店では注文が通らない事など滅多にない。
にもかかわらず、立ち食いそば屋におけるネギ抜きはタブーなんではないかと思われるくらい、注文は無視される。
おそらくなんだが、食券にネギ抜きという項目があればそういった事もないのかもしれないが、立ち食いそばにおいては注文内容の蕎麦しかない。
確認が音声認識だけのため、漏れやすいのだろうな。
けれども、何十年と続いているこのサービスに改善がされるとも思えないのだ。
他人を変える事は出来ない場合は自分を変えるしかない。
どうにかネギ抜きの注文の透過率を上げたいと思うのだが・・・
ネギ抜きを3回以上伝えるように回数を増やすべきなんだろうか。
他にも注文が通らない内容ってあるだろうか?
屋台の紅抜きとかも結構通らない気がするが・・・・
ラーメン屋の冷やし中華の紅抜きとかも・・・・
自らネギ抜きシールでも作るべきなのかもしれないな・・・
そんなことをふと思わされた。