「パチスロひとり旅」という漫画をご存知だろうか?
かれこれ18年も続いたパチスロ漫画だ。昔はよく読んだもので、四号機全盛期という盛り上がりもあり、非常に人気のあった漫画だった。
非常に懐かしい、昔と違ってイベントも熱かったし、設定6引換券なんかもあって、本当に燃えた時代だった。
そんなパチスロひとり旅だが、2018年7月に発売された『別冊パチスロパニック7』にて連載が終了ということになった。
正直
「まだ続いていたんだ」
と驚いてしまったが、寂しさもある。
今回はそんなパチスロひとり旅の作者[名波誠]について記事を書いていきたいと思う。
星野誠一も去年打ち切りになってしまったし、私もP業界から転職したし・・・・
もうパチンコも本当に駄目だよなあ・・・
と脱線・・・・
名波誠は何者なのか?
名波誠は、サラリーマン時代に借金を作り(約650万)、それをきっかけに旅打ちで生活費や借金返済を実際に行ったすごい人である。
初めはブログに日記形式でその内容を掲載していたが、それが注目を浴び、漫画化する。
2000年から連載がスタートし、そこから2018年まで連載が続くという長寿漫画になった。
自分の記憶だとAタイプ、特に沖スロ系を愛していたような記憶がある。
あとはモグモグ風林火山とキンパルと大花火の立ち回りが記憶に深い。
昔なんかは裏物なんかも当たり前に置いていて、ストックタイプのハナハナなんかは今のパチスロなんかよりも断然射幸心を煽られたものだ。
そして名波誠氏は裏モノエイトマンでやたら勝っていた記憶があるんだよなあ・・・
南国育ち、島唄。アラジンや獣王、北斗、主役は銭形なんかの全盛期の時代だ。
私も2005年は主役は銭形とめんそーれの宵越し天井狙いで食っていたものだ。
私的には、シンドバットアドベンチャー、B-MAX、カイジなんかが結構思い出深いのだが、勝っていた機種よりも好きだったけれども勝てなかった機種のが記憶に残るかもしれない・・・
「出口だ」の演出懐かしいな・・・・
そしてそんな時代とともに歩んできたのが「パチスロひとり旅」だ。
本人は漫画のヒットによりパチスロライターになり、今現在もライターとして活躍している。
残念ながら年齢は調べてもわからなかったが、顔は判明している
なんというか、どこからどうみてもおっちゃんだ。
漫画で見る名波誠とはかなり違う感じがする。
とても突然目の前から姿を消したマキちゃんとか言っているようには見えない・・・
ライター実践の仕事にも出演しており、マスクにスーツ姿で実践している。
立ち回り方はオーソドックスな高設定狙いで、基本的には朝1から並んで打っている。
だからといって硬すぎるカチカチの理論的な立ち回りをするわけではなく、純粋にスロットが好きなんだな。と思ってしまうような立ち回りもするところが読者の心をひきつけたのかもれない。
時代の流れに沿った立ち回りをしており、今は期待値狙い、ゾーン狙い、天井狙いなどにシフトチェンジした模様。特に沖ドキが好きなようだ。
確か、ちょっと前にやっていたのが沖ドキの単発2回続いた台の連荘するまで全ツッパだったと思うが・・・
これ今でも通じるんだろうか・・・・
元々はB-maxとの相性がいいようでB-max単体で300万近く+にするなど、当時の読者からすると神と崇めるほどだったのではないかと推測する。
そして借金だが2004年に完済している。
パチスロで完済したというよりも、漫画での印税収入やライターとしての原稿料などの収入で完済したようだ。
だが結果的にはパチスロで完済したと言っても間違いではないだろう。
北は北海道、南は沖縄と旅をしながらスロットを打つという男のロマンの塊のようなことをしているのだから人気が出ないわけがない。
基本的には健康ランドやビジネス、カプセルホテルに泊まり、日銭をスロットで稼ぎ、なおかつ借金を返済していくという思わず
「ほんとに?!」
と疑ってしまうような実話?だ。
ただ当時はどれができるような状況だったし・・・・
ノンフィクションじゃなければそんな人気になったりはしないだろうな・・・
連載終了後はなにをする?名波誠の現在は?
パチスロひとり旅は終わってしまうが、名波誠が引退するわけではない。
ツイッターではこう語っている。
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ご愛読ありがとうございました】本日発売(7月26日・一部地域は遅れます)の別パニを最後に漫画パチスロひとり旅の連載が終了となります。18年ちょい休みなく続いた作品なので寂しさもありますが、読者の皆さまには感謝の気持ちしかありません。ありがとうございます。※ライター業は細々と続けます。
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というようにライター業は続けていくらしい。
今後はもしかしたらyoutube界に進出することもありえない話ではないかもしれない。
DMM ぱちタウン内の
パチスロひとり旅
という名前のブログにも毎日投稿をしているので、完全に引退をするわけではなく、あくまで「連載」を終了するという解釈で良さそうだ。
現在も記事を書き続けている名波誠のブログだが、これがなかなか面白い。
2014年から始まりもう4年も経っているのだが,現在パチスロ1人旅classicというコーナーが有り、旅打ち時代の収支表(手書き)を元に昔を振り返って記事を書くというのがある。
それをみていると当時の気持ちを思い出してついついワクワクしてしまう。
8,4枚交換やドル箱に2000枚入るだとか、札が刺さるだとか、読んでいるだけで昔のいざ入店!というようなドキドキ感を思い出すことができる。
4号機時代に天国、地獄を繰り返してきたスロッターなら読んでいて思わず笑みが溢れる内容なので、是非とも読んでほしい。
実は映画化されている
知らない人が多いと思うが実はパチスロひとり旅は映画化されている。
主役の名波誠を演じたのはなんと驚き「坂上忍」である。
といっても内容は原作に沿ったものではなく、オリジナルストーリーである。
ちなみにこの映画は2014年5月に発売された『パニック7ゴールド』(ガイドワークス刊)2014年7月号における付録DVDに作品全編が収録されている。
もしかしたら、メルカリやヤフオクなどのオークションサイトで売られているかもしれない。といっても見たいという人はあまりいなそうだが…
アマゾンでプライム会員特典になっていたら見ようかと思ってしまうが・・・・
本当に旅打ちしてたの?借金はあったの?
多分だが、1番気になるのはこの部分ではないだろうか?
いろいろ調べたのだが、結局真相はわからずじまいだった。
だが確実なことは、アマチュア時代にしっかりと収支表のノートをつけていたことと、行った先の写真をアップしていたということだ。
掲示板なんかも合わせて調べてみると・・・
引用
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- カプセルホテルはガチで泊まり評価してたな
- 本人と会った事有るけどガチで全国回ってたぞ、ちゃんと店回って評価とかもつけてたし
- セダンの運転席で快適に寝る方法とか書いてたし、昔はマジっぽくて面白かったな
今は惰性で流してるだけだろーーーーーーーーーーーー
というような信じたい!と思ってしまうような情報をちらほら見つけた。
自分的には嘘であってほしくないという思いがある。それができた時代だったというのも確かだし。
借金はなかったにしても、旅打ちをしていたというのは本当。というより、旅打ちをしなければ記事も漫画も書けないだろう。
もしもすべて妄想で書いていたとしたらそれはそれですごい才能だと思う。
ただ、これ事実なんだろうなと思うのだ毎年の収支を漫画で記載していたし・・・・
このご時勢でも勝っていたし・・・・
本当に勝っているプロは名波誠氏かガリぞう氏しかいないのではないだろうか?
まとめ
今のパチスロ漫画はあまり読む気になれないのだが、「パチスロひとり旅」だけは別だ。
オカルト過ぎてもつまらないし、理論的すぎてもつまらない。そう考えると読者の心にドンピシャな漫画だったのでは?と思う。
昔は今ほどネットも発達しておらず、優良ホールだったり、イベント情報なんかは自分の足で探さなくてはいけなかった。常連の傾向を探ったり、店の傾向を探ったり…
だからこそやっとの思いでお宝台、優良店を見つけたときの喜びは大きかった。
夜になり5,6確定の札が刺されたときのドヤドヤ感なんて今思いだしてもにやけてしまうほどだ。
そんな当時の気持ちを懐かしみ、思い出させる方法はとても簡単だ。
「パチスロ1人旅」を1巻から買えば良いのだ。電子書籍でも扱っているし、古本屋にもある。(ちなみに第1話は大都のBANGBANGを打っている。)
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もしも今あなたが当時のことを思い出したのならば、是非とも購入してほしい。きっとホールのガヤガヤ具合い、データカウンターの表示の見づらさ、当時の熱気をより鮮明に思い出し、わくわくしてしまうはずだ。
というか私も自宅に14巻まで全部持っているが・・・・
明らかに収支落ちているもんなあ・・・・
名波さん・・・・
まあ、夢中になって読んだ記憶があり・・・・
最初の頃の方がより懐かしくて面白い。
スロプロの漫画では面白かった記憶が大きい。
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その状況に追い込まれたゴールドの方も興味深いのだよな・・・・
年齢の所為か・・・・
72時間とかザノンフィクションとか・・・・
ドキュメンタリーが最近好きで仕方がない。
これも一つのドキュメンタリーだよなと思ってしまう・・・
あと、もう一人懐かしのスロプロ星野誠一氏の記事もこちらで書いている。
ご興味がある方はこちらもどうぞ