そう、夏競馬だ。
ライトユーザーが夏眠に入り、秋まで目が覚めない。
以前のとは異なり、ワンカップ大関勢はとっくに絶滅し、ガチ勢しか残っていない。
それこそ強国と戦わなければいけなくなり、勝つのはおぼつかない。
しかも小回りなので、馬の能力よりも騎手の腕がより物をいう
難しいよね。
基本的にこういう時は夏休みが正しいのだけれども・・・・
なるべく買わないを心掛けたい。
まあ買うべきところは買うのだけれども。
さて、昨日はご招待いただき府中競馬場の馬主席に行ってきた。
上記は6月23日日曜日の府中競馬場のメインパラダイスステークス
検量室前で騎乗した9番シュトラウス
馬主席もゲスト扱いでなければ騎手の控室側にもいけるんだけれども、コロナ以降ちょっと厳しくなっていて、ゲストは行けなくなってしまった
正面からは撮れなかったが、スーツを着ているのが調教師となった福永
多分、隣にいる騎手は4番ドロップオブアウトに乗る小沢騎手なんだろう。
結果的に死ぬほど下手に乗ってお飛びになったけれども、何故先行させないと駄目な馬を後ろから行かせるかな・・・
三浦レベルに買ってはいけない騎手に認定しなければならなさそうだ。
そして、もう20年以上前になると思うと時の経過に衝撃を受けるんだけれども・・・
学生時代に競馬サークルの活動をしていた時、よく府中競馬場のG1に並んだ。
そして朝ダッシュをしてゴール板前の柱の席を取るんだけれども、その後朝食を摂った。
それが、かつての店の数々が競馬場から消える中、まだ存在していたメモリアルホールB1Fの「ハロンボウ」
味自体は学食や立ち食いソバのカレーとそんなに大差はないのだけれども
それでも思い出補正がかかりやたら美味い。
以前に手のひらの上のタイムマシーンというネタを人の記事で読んで、昔使用していた携帯は確かにタイムマシーンかもしれないと思ったが、ノスタルジックな変わらぬ風景も1場面を切り取ったタイムマシーンになるのかもしれない。
やたらクリーンになった競馬場は居心地よいとは思う物の、もう自分が認識しているかつての競馬場とは違うと突き付けてくる。
昔が無くなる事を否定する意見は自己都合においてはわからなくはないけれども、変わらないで欲しい願望はエゴであり、逆に言えば時間が進んでいる事を認識するには変化は必要なのかもしれない。
けれども、どこかに一カ所だけ変わらぬ物も残っていてほしいと思うのだよな。
何年かに1度しか競馬場には行かなくなってしまったけれども、行ったときには「はろんぼう」でカレーを頼みたい
それこそ儀式のように、「ハロンボウ」のカレーを食べる事で自ら生きてきた軌跡を自然と追っているのかもしれない。
よくよく考えれば、私が大学の競馬サークルで競馬を見ていた時はスペシャルウィークやセイウンスカイやキングヘイローがいた時代
今から26年前のダービーだ。
私が競馬を始めた1995年のマヤノトップガンやダンスインザダークやジェニュイン、タヤスツヨシの時代はJRAのCMに佐藤浩市が出演しており、ハイセイコーも見た事ない奴がなんて台詞が使われていた。
そしてそのハイセイコーはタケホープ時代なので1973年、私が競馬を始める22年前
遥か昔と認識していたが、今やウマ娘のおかげでそれほど過去の事のようになってはいないかもしれないが、スペシャルウィークが今競馬始めた世代から見れば私で言うハイセイコーなんだよな。
恐ろしい話だ。
そしてロマン派でもないギャンブル派の私でも、過去に最強馬だと思う馬が何頭かいる。
イクイノックスが出てしまったので、過去の名馬を超えられてしまったかもしれないと思うけれども、未だに2000mまではサイレンススズカが最強だと思うし、イクイノックスを見たのでディープインパクトよりももしかしたら強いかもしれないと揺らいでいるが、それでもディープインパクトは物が違った。
未だにNHKで特集を組まれ、凱旋門賞で薬を盛られたのはディープインパクトしかいない。
今でいう4歳時の天皇賞春や宝塚記念は酷いの一言で、どうやってこんなのに勝つんだというレースだった。
アーモンドアイも牝馬では最強で、その前はダイワスカーレットが最強かなと思っていたが、アーモンドアイも物が違った。
ウォッカが出てくるまでは日本では牝馬で牡馬に勝てるような馬はほとんどおらず、エアグルーヴやヒシアマゾン、ファビラスラフインあたりが最強だったけれども・・・
ウォッカ以降は、ブエナビスタは出るわ、ジェンティルドンナは出るわ、アーモンドアイが出るわと、クロノジェネシスがでるわ、リスグラシューが出るわと手が付けられない牝馬が出始めた。
シンボリクリスエスもオルフェーブルもキタサンブラックもタイトルホルダーもエフフォーリアもゴールドシップもドゥラメンテも強かったけれども・・・
テイエムオペラオーも本当に強かったが、それでもディープインパクトのねじ伏せ感に敵うとは思えなかったもんな。
ただ、去年の天皇賞秋を見る限り、あの時点のイクイノックスは差せない気がするが。
サイレンススズカなら逃げ切りもありうるけれども、それでも脆さもある馬だしな。
ただ、その前に最強馬と呼ばれている馬を見ても分からなくはない。
カブラヤオーのダービー逃げ切りは確かにありえないし、オグリキャップのマイルチャンピオンシップや毎日王冠なども本当に強いと思える。
シンボリルドルフの安定感も現役で見ていたら敵わないと思っただろう。
シンザンもだが。
それでも、ハロンボウで感傷に浸っていると、ディープインパクトはすごかったなと今から20年も前の今は亡き競走馬の名前が出てくる。
マイルまでだったらタイキシャトルだなと。
ロードカナロアも強いのであれにも敵わないかもしれないが。
ロマンだけで言えば1600m無敗のトロットサンダーが最強であってほしいけれども、難しいだろうな
父は皐月賞馬のダイナコスモスだしな
父の父のハンターコムってどんな馬だよとしか思えないし
当時と今では多分スピードが違うので、今の馬の3勝クラスであれば過去でG1勝てるんじゃないかなとか思ったりもするが、馬場もあるし、蹄鉄や調教技術もあるので何とも言えない。
ただ、アメリカの三冠馬のセクレタリアトのように普通の馬の2倍のサイズの心臓を持つ馬なら分からないけれども。
まあ、感情移入はギャンブルにはよろしくないので、期待値が高いと思える馬券だけを購入していくのみだが、完璧に行っても結果は完璧にはならない。
夏競馬は勝てないと思っているんだからどれだけ控えるかだよな。
そんなことを思わされる。