さて、初心者から競馬収支をプラスにし回収率100を超える方法だが・・・
今回で4回目・・・
前回まで、期待値と、券種と合成オッズについて記載した。
そして投機性ある物すべてにおいて言えるのが第一回で記載した通り、期待値を稼ぐ行為を繰り返す事。
これが原則であり、この原則に反するものはすべて負けに通じる。
そして、競馬における期待値とは「的中確率」×「合成オッズ」で算出する話まではしたかと思う・・・
今日は他のサイトで記載がない的中率の話だ。
私もこれ説明するのは難しいけれども・・・・
ただ、追記になるが実績が皆無では説得力がない。
そのため2018年度の私の回収率100%超えの実績を掲載しておく。
期待値を算出するために的中率を算出する
さて、期待値を構成する物が的中率と倍率なので、的中率が分からないとそれが期待値が高いかどうかが分からない。
そのために、ギャンブルの基本中の基本なんだけれども・・・・
まずは収支をつけなければならない。
100%言えるが、収支をつけていない人で勝っている人間は存在しないし、データーを取ると自分の感覚やイメージとの違いを突き付けられて目が覚める。
私の場合だと下記のようにエクセルで管理している。
これでフィルターでどの条件ならを検証し・・・
さらに条件を細分化して負けている条件も抽出し・・・・
勝っている条件から負けている条件を除いていくと的中率が分かるようになる。
さて、管理方法はこんな感じでいいと思うんだが・・・・
問題は的中率を算出するのに予想方法だ。
世の中の予想方法を考えてみよう。
新聞に丸乗り
最初はこういう方も多いと思うが・・・・
新聞の本誌は的中率かなり厳しいと思うんだよな・・・・
人気の馬を本誌は本線に推すので期待値としては期待できない。
だけれども、これは結果を統計にとれば的中率の算出は可能だ。
その的中率で合成オッズを引き上げればあるいは勝てるかもしれないが・・・・
合成オッズを引き上げると言う事は的中率が下がると言う事・・・
個人的には井崎脩五郎とか競馬エイトのヒロシとかがいい予想するなと思うけれど・・・・
まあ、私は後輩のような個人の方が予想レベルは実は高いと思っている。
ただ、これは予想家が理論がしっかりしていれば的中率にブレはないだろう。
血統予想
こういう方も結構多い。
これも統計を取ればある程度正確な数字が出るのかもしれないが・・・・
東大生の子供が必ずしも東大生になるわけではないので、血統での統計値が正しいかどうかという事に疑問を持っている。
18年くらい前に血統ビームと言う書籍が流行り、物凄く的中していたけれども、これの統計値で出る勝率の統計値が私にはどうしてもアテになると思えない。
毎年その予想法で輪切りにして、毎年同じ的中率かどうか?
それが再現性になる。
再現性がない予想は統計としてとっても意味がない。
オッズ予想
これも馬とか関係ないので統計値に再現性があるとは思えないのだ。
統計値として大事なのは再現性があるかどうか。
この人気でこのオッズなら期待値が高いと思うのだとしたら、なんらかの理由で馬を見ているわけであって、オッズ予想しているわけではない。
異常投票がインサイダー情報で勝率が高いと考えて、狙う方もいるようだけれども・・・・
I氏のように、ぶち込み系競馬youtuberが増えた今、異常投票でインサイダー情報で勝率が上がるとか真逆だと思うのだ。
異常投票だと他の騎手にもマークされ、人気になればなるほど勝率は逆に下がると思っている。
再現性がないと思うのと、毎年輪切りにして的中率がほぼ同じでなければ統計値として収集する意味はない。
ちなみに私は後輩の予想の統計を取っているが、毎年どの年を輪切りにしても勝率はほぼ同じだ。
騎手予想
これも乗る馬によって違うので怪しいのだけれども・・・・
こちらのJRA騎手ランキング回収率別
でも記載した通り、回収率は騎手ごとによって違うし、それなりの数乗ってその数字と言う事は衰えなければ統計値としては使えるのではないかと思っている。
ただ、騎手だと皆が注目するので、これも差をつけにくく要素の一つとしては使えると思うが、これをメインだと他者と差をつけるのが難しい。
ただ、例えばデムーロ騎手の特別レースだけの単勝を1番人気を否定して購入したり、芝のみに絞ったりすればまた差が出るし・・・・
馬単か3連単の頭に固定して合成オッズでオッズ切をするとかも有効かもしれない。
田辺騎手の特別のダートのみの1番人気の否定等でも回収率100%超える可能性はある。
これはいつでも調べられるのでやる気があればターゲットで検索してCSVに出力し、エクセルでフィルターをかけて検証するのもありかもしれない。
ターゲットを使用していればそれほど難しい作業内容ではない。
サイン予想
時事ネタやCMの馬番などをサインとして考えて、それをもとに考える予想方法・・・
毎回違うし、ただそういった推理を楽しむ予想方法だと思う。
結果が事前に決まっていると言うことを前提にしているので的中率の統計は無茶苦茶になると思われる・・・・
閃きと閃きと結果がたまたまリンクすれば勝てるかもしれないが・・・
この予想方法で統計を取っても勝てる予想方法ではないと思われる。
タイム理論
これはそれなりに整合性があるかと思われる。
ただ、タイム理論も芝は要注意だ。
トラックバイアスや降雨によって全然変わる。
ダートも冬場と夏場で凍結防止剤があるかどうかでも変わるので・・・・
馬場状態と時期とかを細かく分けて振り分けて行けば比較はできると思われる。
ただ、それもクラスごとの時計をひかくして優劣をつけることになると思うので、この予想は統計には向いていると私は思っている。
ただし、馬場状態不問のタイム理論は正しい結果にならないかと思うので・・・
時期ごとクラスごとで比較が必要だとは思うが統計には向いている。
ラップ理論
我が優秀な後輩の予想方法。
タイム理論と同様に、馬場状態毎と時期ごとが重要になるけれども・・・・
1000m通過、1200m通過、1400m通過・・・・
そのラップタイムを輪切りにすることで、早いペースでも最後どれだけバテなかったかが数字で比較できる。
馬の心配能力を数字で比較する予想法で、私はこの予想方法が一番精度が安定すると結果的に思っている。
クラスごとの数字で比較できるので、的中率はかなり安定している。
この心肺機能の数値を同じクラスでも相手が弱い場合と相手が強い場合の判断がつくので、たとえ着順が悪かったとしても・・・
着差がそれほどでもなかったり、早いペースを前に行ってバテなかったりした馬が弱い、心肺機能の数字の相手が出てきたときに狙うと良績を残せたりする。
統計値としてはかなりアテになるモノだと私は思っている。
指数予想
色々な指数があるし、昔レーティングとかの指数予想もあった。
最近でもスピード指数だの、U指数だの、コンピ指数だのがある。
まあ、これはどれも馬の能力を比較できるように、数字化したものらしい。
そう聞くと再現性は高そうなので、統計をとる意味と結果は連動しそうな気はしている。
だけれども、そもそもどうやって競走馬の能力を数値化したかがブラックボックスであり、本当にその指数の能力値が高いのかが疑問として残る。
馬場状態とか上がり三ハロンとかいろいろ組み合わせていらっしゃるようなんだけれども、それって展開によって違ったりするのであまり要素として違うのではないかと思うのだよな。
ラップ理論で正確な数値化している指数があるのであれば使えると思うけれども、そんな指数は私は知らない。
ただ、数値化の仕方が正しければ統計値は的中率として使えるのではないかと思うのだ。
予想法は上記の中から再現性の高そうなものを選択すればいいと思う。
まずは統計を取る事。
統計値の取り方
これはエクセルが一番使いやすい。
自分が本命を打って勝負をした馬の結果を毎回つけていく。
統計値として記載する内容は私は下記の通りだった。
日時、競馬場、馬名、人気、オッズ、着順、騎手、馬場状態、3単のオッズ、3複の人気、3複総流しの出現合成オッズ、距離、頭数、芝かダート、年齢、クラス、距離の延長か短縮か、前走、土曜か日曜か(トラックバイアスの差を確認するため)
比較するのに必要な項目を入れていき、それぞれの条件の時どうだったかを細かく検証することで的中率がどのくらいか、負ける条件がどれかを検証できる。
そして勝てる条件を見つけたら、そこから負ける条件を除いていく。
これで算出されるのが自分の勝てる条件での的中率だ。
この的中率に対して合成オッズを何倍にみれば期待値が100を超えるかが分かる。
多分、頭数は必ず入れた方が良い。
途中で追加した項目もあるので、私と同様にして統計を取ると役に立つこともあるかもしれない。
統計値を使って的中率を算出する
さて、上記で取得した統計値を使って、自分の的中率を算出しよう。
まずはルールを策定する必要がある。
自分の予想のどの条件の馬を購入し、どの条件の馬を回避するか・・・・
そのルールを作る
統計値を検索して勝っている条件を残し、負けている条件を除く。
そこで決めたルールで何倍の合成オッズ以上なら実際に勝っているかを再度エクセルで検証し、毎年、同じ結果で勝ち越しているならそれが的中率と合成オッズで期待値を算出できる。
そして期待値が100を超えているなら、その行為を繰り返せば回収率100%超えができる。
駄目な条件を探すためにも結果をすべてエクセルで管理した方が良いと思われる。
的中率に関しては上記の通りになる。
どうしても単純作業になってしまうが、これをしないと期待値の算出ができない。
本気で勝とうと思っているなら、そのくらいはしないとならないだろう。
過去の予想を覚えていないなら今週から始めるしかない。
面倒くさいと思うようなら、競馬で回収率100%超えは諦めた方が良いかと思われる。