嗤う老人

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さて、これは前々から考えていた事ではあったんだけれども・・・・ 今回の父の通夜で絶対にやろうと決めたのだ。 私は、社会人競馬サー...
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さて、本日はちょっと特殊なネタだ。

先日の事だった丁度私が沖縄から帰ってきた翌日。

2月11日の月曜日の建国記念日に私は病院へと向かっていた。

丁度2月8日の金曜日に私は沖縄に行ったのだけれども・・・・

その日の出発直前の事だった・・・・

私は去年に引き続き、父がバイクで事故に遭った話を聞いた。

去年の場合は最初はひき逃げと言っていたにもかかわらず、結果的には交通法を父が守らなかった事が原因だった。

今回は病院から骨折はもう完全に直ったと言われた直後、ずっと父は足が痛いと言って1年間まったく外出しなかったのだけれども・・・・

確か2月8日は関東地方も2月とは思えない陽気で、暖かかった事もあると思う。

何故か急に父は一年ぶりに外出をし、1年ぶりにバイクに乗った。

陽気も良かったのだろう。

父はパチンコを打ちに行ったのだった。

母と近隣者は危ないとバイクに乗る事を止めたのだけれども、まともに人の言う事を聞くような父ではなかったので私は好きにさせればいいと思っていた。

そして、閉店まで出っぱなしで店員に止められた直後に、1年ぶりの外出と深夜で暗かったため・・・・

父は帰り道を見失い、何故か逆走・・・・

そして、中央分離帯に激突し、骨盤骨折して1年ぶりにまたもや病院に入院となったのだった・・・

親父らしいなと私は思ったけれども・・・・

そんな中、2月10日に戻ってきてべろんべろんだった私は2月11日・・・・

親父の入院見舞いにと出かけた。

輸血したと聞いていたので、ちょっと心配だったが・・・・

着いてみると、親父の呼吸が荒いまま寝ていた。

親父はセブンスターを好んで吸っていたので、そろそろ事故で肺にもガタが来たかと私は思った。

ただ、過去にそんなに呼吸の荒い父を見た事がなかったのでちょっとだけ気になりはしたが。

入院した時の話を聞くと、高齢のためもしかしたら万が一があるかもとは聞いていたが・・・

それは高い可能性ではないという話だった。

ただ、私が物凄く気になったのが病室の隣の老人だった。

父が荒い呼吸で寝ていて、私が父が目覚めるを待っていると・・・・

父の呼吸がより荒かったりして心電図が呼吸の荒さで警告音を立てると隣の老人が嗤うのだ。

面白そうに・・・・

下品で卑しい笑い声で・・・・

あひゃひゃと・・・

なんだか私は酷く不気味に感じたのと、点滴を打たれている隣の老人は痴呆が進んでいて、体中チューブだらけでより間近に終わりが近づいているのが見て取れた。

ただ、父が苦しそうに呼吸するのを必ず嗤うのに酷く憤りを感じた。

このまま、この爺のチューブ全部引っこ抜いて永遠に黙らせてやろうか・・・・

なにかそのような怒りが沸々とわいてきたが・・・・・

流石に爺を黙らせる代償に社会人としての生命の等価交換では割に合わないのでぐっと堪えた。

ただ、いつまでも待っているとずっと起きない気がしたので・・・・

看護婦さんに言われ、父に声を掛けた。

そして父が起床し私を認識すると・・・・

生気のなかった顔に血色が戻り、はっきりとした意識で会話をした。

沖縄はいいところだの、大勝ちしたが事故って結局大損だの笑いながら話した。

そこでさらに私が気になったのが・・・・

父がハッキリとしている状態で私と話すと・・・・

一切奇声もあげないし嗤わないのだ。

先ほどまであれほど下品にあひゃひゃと笑っていたのに・・・・

私はその長くなさそうな嗤う老人に死神でも憑いているんじゃないかと思えてしまった。

多分その老人も長くはないが、死が近い人を嗤うんじゃないかと・・・・

たまたまだなと思っていたら、父がCCレモンを飲みたいと言い出した。

私は医者に止められるだろうなとは思ったが、父があまり食事をしない事と、ストレスが人間を殺すと思っているのでやりたい事を自由にすべきだと思ったのだ。

糖質があればそれなりにいいだろうと。

待っていてと告げると、私はCCレモンを買いに行ったのだが、コンビニにはおいていない。

仕方がないのでサントリーの自販機を見つけて2本買って行った。

コートを着ていかなかった所為でえらく寒かったし、自販機がなかなか見つからなかったけれども・・・・

購入すると、父は静かに寝ていた。

隣の老人はまた静かなままだった。

私は父に声を掛け、CCレモンを飲ませた。

すると、父が飲もうとして上手くいかず、コップに移すことになった。

コップに入れたCCレモンを父はストローで飲むと・・・・

少しむせた。

そして胸焼けがすると言っていたが、炭酸だからなと言っておいた。

隣の老人が気になった私は魔除けになるかのように父のところで2時間くらい座っていたのだが・・・・

父が疲れたのか、もう帰っていいよと言った。

私はまた来るといって病院を後にしたのが2月11日の一昨日

そして・・・・

本日の2月13日の11時過ぎ・・・・

病院から電話があった。

その時点でかなり嫌な予感がした。

10時ごろまでピンピンして食事していたのだが、11時に急に父が嘔吐してそれが喉に詰まったらしい。

チューブで吸引したり、酸素呼吸器と高酸素の点滴を流してくれていた。

私は仕事で出ていたため母に連絡し、病院に行ってもらい、私も病院に駆け付けた。

そして12時45分ごろに病院につくと・・・・

ドラマでしか見た事のない心電図の一本線を表示する機械と母が黙って病室にいた。

母も間に合わなかったらしい・・・

僅か2時間・・・・

ほんの数時間前までピンピンしている人が高齢だと急逝したりするのだ。

そう考えると、嘘だろうと言うくらい人は簡単に死ぬ。

もう少しいてやったり、写真を撮ってやったりした方が良かったなと思えたが・・・・

そこからがなかなか大変・・・・

かなり嫌な予感がした私は父と会った11日の翌日、12日に仕事帰りにココナラでこの方のサービスを購入した。

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かなり親切にいろいろ教えてくれたので私の読者の方がお困りになりそうな際は相談してみるといいかもしれない。

そしてアドバイスに従ってネット上の評判は散々だったけれども「ちいさなお葬式」に依頼をした。

元々、小さなお葬式は葬儀社の仲介会社であり、紹介先にたまに外れがあると言う事らしいので・・・・

逆にネットの評判が心配なのでクレームがあった業者は勘弁してくれと言ったところ今のところはかなり優良・・・・

ネットに騙されない方がいいかもしれない。

父の親戚はほとんど亡くなっており、自営業者で何年も引きこもっていたので参列者も少ないため家族葬にすることにした。

ただ、死亡確認が2019年2月13日13時00分

そこから病院を出るまでも僅か2時間

危篤のタイミングではもう申し込んでいないと厳しい。

本来ならブログ何ぞ更新している場合ではないのだけれども、父の記録を残しておきたいと私が思ったのでここに記載している。

他の読者の方のお役に立つ情報もあればという気もあるし、上記のココナラの方にお世話になったので少しでもお返しができればという気持ちがある。

それと同時に父を偲びながら、素面で会話しているような感覚で文字を打っている。

何か発信したいのだろう、私自身が・・・・

にしても思うところが諸々とあるのだ。

父が昨年入院した際は老人一人で家族もいないし死なれたら困ると思われたのか・・・・

その後2か月近く入院したのに1日で返された。

私が交渉し、支払いをして2か月の入院ができたのだけれども・・・・

今回はその家族がしっかりと存在していると言う事実と支払い実績という信用があったのか・・・・

預かり金も請求されなかったし、すんなり入院したしとスムーズだった。

そう考えると私がいなかったら父はどんな最後だったんだろうと思うとぞっとする。

高齢の母でもそれほどの信用にもならないだろうし・・・・

普通に生きる事と普通に死ぬことは難しい。

今のままだと私がいない状態の父に私がなるリスクがあると言う事だ。

こういうことがあると色々考えさせられる。

私の思うぞっとする最期の方々は多数いると思うのだ。

そして・・・・

なんだろう・・・・

一瞬人の運命を考えさせられたのだが・・・・

私は努力で結果も変わるし、運命も変わると思っている。

けれども、父の死はなんというか決められていたんじゃないかと思うような偶然が重なり合っていて・・・

腑に落ちないと言うか避けられない死というか・・・・

そんな感じがするのだ。

何故、一年も自宅から歩くのが辛いと言っていた父がその日に限って突然出かけたんだろうか?

何故、パチンコが閉店まで出っぱなしにそのタイミングでなったのか?

何故、死にかけた隣の老人は呼吸の苦しそうな父を待っている私のあのタイミングで嗤ったのか?

何故、医者が高確率ではないが万が一はありえますと言ったのか?

何故、私は嫌な予感がして父が死の前日の生きている時に葬儀関係をすべて確認したのか?

そして、無事だったら行こうとは思わない病院に行こうと思ったのだよな、2月11日・・・

最期に父と長く話せたのは良かったが死に目にはあえなかった。

連絡もらった時点でどう頑張っても間に合っていなかったので納得はしてる。

明日は慶弔休暇で手続き祭り・・・

しばらくまともな更新はできないと思う。

人の死は突然すぎて未だに現実感はない。

一昨日あんなにピンピンしていたのに、今から考えればあのCCレモン飲んで胸が焼けるというのも予兆だったんだろうけれども・・・・

飲まなくても気づかなかったかもしれないし、原因の一端かもしれない。

けれども胸が焼けると言う話を早期に聞いても手も施せないと思うのだ。

なにかすべてが結論ありきで繋がっているようでちょっと考えさせられる。

明日は早いのでさすがにそろそろ寝ます。

更新時間は忘れないように父の死亡時間にしたが・・・・

現在バレンタインの2月14日のAM3時前

段取り組むのに10時間くらいかかってしまった

明日は7時前に起床して手続きと残務になる。

ただ眠気がまるでないので明日がきつそうだけれども・・・・

高齢者は皆も注意した方がいい。

いつでもいいは一瞬にして取り返しのつかないいつでも良くないになってしまう。

嫌な予感がしていたのだから、葬儀の事前段取りを取っていたとはいえ昨日も会いに行けばよかったかなとちょっと後悔している・・・

コメント

  1. 西原 より:

    かける言葉は見当たりません。

    不謹慎ですが、辛い時期にも関わらず、 この記事を書いてくださって
    感謝します。

    N島さんが 悲しみを乗り越えて、
    今以上に 人生において前進することを願ってます。